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2020/11/11 09:11

売り先行か、米ハイテク株安が逆風に 無料記事

◆11日の香港マーケットは、米ハイテク株安を嫌気した売りが先行しそうだ。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は中立。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.9%高と続伸する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.4%安と続落するなどまちまちの展開だった。新型コロナウイルスワクチン早期普及の材料を巡り、選別物色の流れが続いている。経済正常化が早まるとの見方で、景気敏感株に買いが継続。半面、「巣ごもり消費」などの恩恵を受けていたハイテク株には売りが続いた。また、米10年債利回りの上昇が続き、約8カ月ぶりの水準に達したことも高PER(株価収益率)のハイテク株には逆風。金利安による投資妙味が薄れている。
 アザー米厚生長官は10日、米ファイザーが独製薬会社と共同開発したワクチン候補の承認申請を予定通り当局に行えば、12月にもワクチン接種が可能になるとの見通しを示した。
 一方、10日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.4%安と反落。指標下振れが重しとなっている。寄り付き直後に公表された10月の中国物価統計では、企業活動の目安となる生産者物価指数(PPI)がマイナス2.1%と、予想を超えた低下率となった。また、指数は前日までの上昇ピッチが急だったこともあり、売り圧力も意識されている。
 資金流出も警戒。中国・香港間の相互取引スキームを通じた10日の売買では、香港経由の本土株売買が今月に入り初めて売り越しとなった。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として売りが先行しそうだ。原油高(WTI原油先物は2.7%高で続伸)や米中関係の改善期待など好材料はあるものの、米ハイテク株安が投資家心理の重しとなろう。また、国家市場監督管理総局が10日、ネット企業の独占的慣行を排除するため、監督強化を強める新たな指針の草案を公表したことも関連銘柄の売り材料となりそうだ。中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が米市場に上場するADRは昨夜、前日比で3.5%安と続落している。


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