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2021/03/31 08:56

上値の重い展開か、米金利高を警戒 無料記事

◆31日の香港マーケットは、米金利高を警戒し上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.3%安と4日ぶりに反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.1%安と続落した。NYダウは前日まで連日で史上最高値を更新していただけに、売り圧力が意識されている。米長期金利の先高観も強まる状況。米10年債利回りは一時1.77%台に上昇し、昨年1月以来、約1年2カ月ぶりの高水準を記録した。終盤に入り金利はやや低下したが、バイデン米大統領が計画する大規模インフラ投資計画で国債が増発されるとの見方もあり、金利高の警戒感は続いている。バイデン氏は31日、最大で総額4兆米ドルに上るインフラ計画の資金調達について説明する予定だ。市場では、国債増発のほか、大規模な増税が打ち出されるとの観測も流れている。
 一方、中国国内の環境は良好だ。これまでに報告された主要企業の決算では、増益や増配を明らかにする企業が相次いでいる。主要工業企業の1〜2月利益に関しては、前年同期比で2.8倍に達した。なお、本日は3月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表される。事前の市場コンセンサス予想では、前月の50.6から51.2にやや上昇する見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国景気の持ち直し期待は根強いものの、米金利動向が気がかりだ。また、香港市場は4月2〜6日までイースターや清明節で休場となるため(本土市場は5日が休場)、様子見ムードが漂う可能性もあろう。
 なお、香港では本日、主要企業の決算発表が一巡する。本日は、中国恒大集団(3333/HK)や保利協キン能源HD(3800/HK)、北京HD(392/HK)、国美零售HD(493/HK)、中国高速伝動設備集団(658/HK)、中国民航信息網絡(696/HK)、陽光能源HD(757/HK)、中芯国際集成電路製造(981/HK)、華晨中国汽車HD(1114/HK)、永利澳門(1128/HK)、中国華融資産管理(2799/HK)、中国重汽(3808/HK)などが期末決算を報告する予定だ。
 前日公表された主な20年通期決算では、洛陽玻璃(1108/HK)が利益6.1倍、中遠海運能源運輸(1138/HK)が利益5.8倍、江西カン鋒リ業(1772/HK)が利益2.8倍、万洲国際(288/HK)が44%減益、中国東方航空(670/HK)が赤字転落、中国国際航空(753/HK)が赤字転落、中国南方航空(1055/HK)が赤字転落などとなっている。


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