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2020/12/29 08:54

買い先行か、海外株高が追い風に 無料記事

◆29日の香港マーケットは、海外株高の流れを継いで買い先行か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はポジティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.7%高と3日続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.7%高と続伸した。それぞれ終値で史上最高値を更新している。トランプ米大統領が27日、一度は拒否していた新型コロナウイルス禍に対処する9000億米ドル規模の追加経済対策法案と2021会計年度(20年10月〜21年9月)歳出法案に一転して署名。政府機関の閉鎖が避けられたうえ、景気の下支えも期待された。欧州市場では休場の英国を除き、ドイツやフランスなど、主要株価指数が軒並み上昇。独DAX指数は1.5%高で、最高値を更新した。
 一方、28日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.02%高と小幅ながら続伸。ネット企業の規制強化や、新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感が重しとなったものの、中国景気の持ち直しが好感された。国家統計局が27日公表した11月の全国工業企業利益は15.5%増。10月に記録した3年ぶりの高い伸び(28.2%増)からは鈍化したが、依然として2ケタ成長を続けている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは買いが先行する展開となりそうだ。上述したように、世界株高の流れが投資家のリスク選好スタンスを強めさせよう。また、来年スタートする中国の第14次5カ年計画(2021〜25年)を見据え、政策で恩恵を受けやすい銘柄群を物色する動きも再び盛り上がりそうだ。


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