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2020/12/10 09:06

上値の重い展開か、米株安が逆風 無料記事

◆10日の香港マーケットは、米株安を嫌気し上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.4%安と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.9%安と4日ぶりに反落した。追加経済対策を巡る与野党協議が難航し、投資家のリスク選好スタンスが後退している。超党派議員グループは9日、提案している景気刺激策の詳細を発表。これに対し、与野党が合意できる内容ではないとの見方が広がった。また、協議の進展を妨げているとして、米共和上院トップのマコネル院内総務は民主党上院トップのシューマー院内総務らを非難。民主党側も「妨げているのは共和党だ」と非難の応酬をしている。このほか、フェイスブック(FB/NASDAQ)が1.9%安と急落したことも重し。米連邦取引委員会(FTC)と40以上の州は9日、反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いでFBを提訴した。
 一方、9日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が1.1%安と3日続落。約2週ぶりの安値水準に低迷している。米中関係の悪化が不安視されたほか、中国のデフレも懸念された。この日公表された11月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)が前年同月比マイナス0.5%となり、予想外の低下。マイナスに落ち込んだのは、2009年10月以来、ほぼ11年ぶりとなる。
 なお、9日引け後に発表された11月の金融統計では、新規融資が市場予想をやや下回る半面、マネーサプライM2は予想を上回る伸びを示した。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米中対立の警戒感が依然として続いていることや、昨夜の米株安が投資家のセンチメントを冷やしそうだ。


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