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2020/12/08 09:05

上値の重い展開か、米国の対中制裁を懸念 無料記事

◆8日の香港マーケットは、米国の対中制裁が不安視される中で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。昨夜の米株市場はまちまちの展開だった。主要指標のNYダウが前営業日比0.5%安と5日ぶりに反落する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.5%高と3日続伸している(ナスダック指数は連日で最高値を更新)。新型コロナウイルスの感染拡大が加速し、投資家心理の重しとなった。米国では6日、コロナ感染の入院者数が再び過去最高を更新し、死亡者数も高水準で推移している。感染拡大を抑制するため、カリフォルニア州では独自のロックダウン(都市封鎖)が6日夜に始まった。追加経済対策の成立に時間がかかるとの観測が流れたこともあり、足元の景気悪化が一段と危惧されている。コロナ流行に対処する経済対策法案の与野党協議を巡っては、依然として妥結の方向が見えず、11日夜としていた可決期限を延長する方向だ。他方、夏以降のコロナ禍にあっても「巣ごもり消費」などの恩恵で業績が安定していたハイテク株は物色される。10年債利回りが低下したことも、高PER(株価収益率)のそれら銘柄群にとって追い風となった。
 一方、7日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.8%安と反落。米中関係の悪化が警戒された。米メディアは7日午前(日本時間)、「香港立法会(議会)民主派議員の資格剥奪に絡み、米政府は最大14人の中国当局者に制裁を科す準備を進めている」と複数関係者の話として伝えた。市場では、「トランプ米大統領は任期中(2021年1月20日正午まで)に、中国に対する圧力を一段と強める」との見方が広がっている。
 米政府は7日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の幹部14人(いずれも副委員長)に金融制裁を発動。米国への渡航も禁止した。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米ハイテク株高や人民元高などプラス材料はあるが、米国の対中制裁が逆風だ。


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