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2020/12/22 09:13

売り買い交錯か、好悪材料が入り混じる 無料記事

◆22日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で売り買い交錯か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境には不透明感がくすぶる。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.1%高と反発する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%安と続落した。米追加経済対策の期待と新型コロナウイルス感染再拡大の不安が綱引きとなり、方向感を欠く値動きとなっている。新型コロナウイルス禍に対処する総額9000億米ドルの追加経済対策案に関しては、米上下両院が21日、それぞれ可決する見通しだ。他方、新型コロナ感染拡大の警戒感は一段と強まる状況。感染力の高いコロナ変異種が広まる英国では、ロンドンなどが20日からロックダウン(都市封鎖)が始まった。ドイツやフランスなど欧州の主要国は同日から英国からの渡航を制限し、21日には香港やインドなどアジア地域の一部も英国便の乗り入れを停止している。目先の景気落ち込みが意識された。
 対中制裁の動きも懸念材料。米国務省は21日、人権侵害の疑いがある中国当局者の追加ビザ(査証)の発給制限を実施すると発表た。また、米商務省は同日、中国とロシアの軍関連企業リストを公表し、輸出規制を強化することを明らかにしている。米商務省はこれに先立つ18日、中国企業60社以上を「エンティティリスト(輸出規制対象リスト)」に加えたと発表。トランプ米政権はこのところ、中国に対する圧力を一層強めている。
 一方、21日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.8%高と反発。産業支援策の導入が改めて材料視された。先週閉幕した翌年の経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」では、事前の予想通り科学技術力の強化や内需の拡大などが重要課題として挙げられた。政策で恩恵を受けやすい、ハイテクや環境、自動車、消費関連などに買いが入った。
 資金流入の実態もプラス。中国・香港間の相互取引スキームを通じた21日の売買では、香港経由の本土株売買が大幅な買い越しだった。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは好悪材料が入り混じる中で売り買いが交錯する流れか。米国や中国の政策に対する期待感がプラス材料となる半面、新型コロナの感染拡大と対中制裁の動きはマイナス材料だ。
 なお、本日22日、ヘルスケア企業の京東健康(JDヘルス・インターナショナル:6618/HK)がハンセン科技指数、中国本土株指数(旧H株指数)、ハンセン総合指数などに新規で組み入れられる。値動きに注目したい。


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