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2022/11/21 09:07

神経質な値動きか、中国コロナ感染再拡大が逆風に 無料記事

◆週明け21日の香港マーケットは、中国のコロナ感染先拡大を懸念し神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定しつつある。18日の米株市場は、一部企業の決算好感で、主要指標のNYダウが前日比0.6%高と3日ぶりに反発した(ハイテク株比率の大きいナスダック指数は、ほぼ横ばい)。半導体製造装置メーカーの米アプライド・マテリアルズが公表した8〜10月期決算の売上高は予想を上回り、22年11月〜23年1月期の売上高見通しも上振れている。ほか、衣料品ギャップも8〜10月期の収益が予想を上回った。ただ、全体としては上値が重い。米金融引き締めの長期化で、景気が減速するとの警戒感が漂っている。米債券市場では、10年債利回りが上昇し、ハイテク株全般の足かせとなった。
 一方、中国国内の環境は依然として厳しい。新型コロナウイルスの感染者数は連日で2万人を超過し、北京市では約半年ぶりに感染者1名が死亡した。北京市はコロナ防疫措置を強化し、一部地区で店内飲食を禁止している。行動抑制の広がりにより、経済活動の停滞も危惧される状況だ。
 なお本日は、中国人民銀行(中央銀行)が銀行貸し出しの指標となる11月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を発表する(日本時間午前10時15分ごろ)。市場コンセンサス予想では、1年物(前月は3.65%)と5年物(同4.30%)がそれぞれ前月(10月)と同水準に続き据え置かれる見通しだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。上述したように、中国のコロナ感染再拡大や、米長期金利の上昇が投資家心理を冷やしそうだ。ただ、中国当局が景気テコ入れ策を強めるとの期待も根強く、政策で恩恵を受ける銘柄群などを物色する動きはみられよう。
 なお、株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は18日引け後、四半期ごとに行っている指数構成銘柄の定期見直しの結果を発表。ハンセン指数の構成銘柄に、康師傅HD(ティンイー:322/HK)と華潤万象生活(チャイナ・リソーシズ・ミックスシー・ライフスタイル・サービシズ:1209/HK)、海爾智家(ハイアール・スマート・ホーム:6690/HK)の3銘柄を新規採用した。除外銘柄はなし。これにより、ハンセン指数の構成銘柄は73→76に増加する運びだ(入れ替えは12月5日に発効)。


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