2025/09/02 17:35
香港大引:ハンセン0.5%安で3日ぶり反落、銀行セクター逆行高 
2日の香港マーケットは、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比120.87ポイント(0.47%)安の25496.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が13.75ポイント(0.15%)安の9108.12ポイントと3日ぶりに反落した。売買代金は3281億1860万香港ドル(約6兆2473億円)に縮小している(1日は3802億3100万香港ドル)。
新規材料に乏しい中で売りが先行する流れ。香港上場する主要企業の決算報告は先週で一巡し、官民の中国景況感指数も前日までに発表された。また、昨夜の米市場はレーバーデーの祝日で株や債券の取引が休場。経済指標の発表もなかった。様子見ムードも漂う。中国では来週8〜12日に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会会議が開催される見通しだ。
もっとも、下値を叩くような売りはみられない。資金流入期待などを背景に相場の先高観が続いている。中国景気の鈍化が懸念される中、当局は足もとで、景気刺激や産業支援の動きを強めていることも引き続き支援材料となった。ハンセン指数などはプラス圏に浮上する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.6%安、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.8%安、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が2.2%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体や人工知能(AI)技術、クラウドなどハイテクが安い。SMICのほか、上海復旦微電子集団(1385/HK)が7.8%、華虹半導体(1347/HK)が5.5%、創新奇智科技集団(2121/HK)が6.4%、北京第四範式智能技術(6682/HK)が5.7%、微盟集団(2013/HK)が4.7%、金蝶国際軟件集団(268/HK)が4.0%ずつ下落した。ハンセン科技(テック)指数は1.2安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
中国の不動産セクターもさえない。中国海外宏洋集団(81/HK)が4.5%安、龍湖集団HD(960/HK)が2.7%安、中国奥園集団(3883/HK)が2.6%安、世茂集団HD(813/HK)が1.5%安で引けた。
半面、中国の銀行セクターは高い。中国農業銀行(1288/HK)が2.9%、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が2.5%、中国建設銀行(939/HK)が2.0%、中信銀行(998/HK)が1.9%ずつ上昇した。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.45%安の3858.13ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、素材、軍需産業、インフラ建設、証券、不動産、食品飲料・酒造なども売られた。半面、銀行は高い。エネルギー、自動車、公益も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新規材料に乏しい中で売りが先行する流れ。香港上場する主要企業の決算報告は先週で一巡し、官民の中国景況感指数も前日までに発表された。また、昨夜の米市場はレーバーデーの祝日で株や債券の取引が休場。経済指標の発表もなかった。様子見ムードも漂う。中国では来週8〜12日に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会会議が開催される見通しだ。
もっとも、下値を叩くような売りはみられない。資金流入期待などを背景に相場の先高観が続いている。中国景気の鈍化が懸念される中、当局は足もとで、景気刺激や産業支援の動きを強めていることも引き続き支援材料となった。ハンセン指数などはプラス圏に浮上する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.6%安、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.8%安、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が2.2%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体や人工知能(AI)技術、クラウドなどハイテクが安い。SMICのほか、上海復旦微電子集団(1385/HK)が7.8%、華虹半導体(1347/HK)が5.5%、創新奇智科技集団(2121/HK)が6.4%、北京第四範式智能技術(6682/HK)が5.7%、微盟集団(2013/HK)が4.7%、金蝶国際軟件集団(268/HK)が4.0%ずつ下落した。ハンセン科技(テック)指数は1.2安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
中国の不動産セクターもさえない。中国海外宏洋集団(81/HK)が4.5%安、龍湖集団HD(960/HK)が2.7%安、中国奥園集団(3883/HK)が2.6%安、世茂集団HD(813/HK)が1.5%安で引けた。
半面、中国の銀行セクターは高い。中国農業銀行(1288/HK)が2.9%、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が2.5%、中国建設銀行(939/HK)が2.0%、中信銀行(998/HK)が1.9%ずつ上昇した。
本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.45%安の3858.13ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、素材、軍需産業、インフラ建設、証券、不動産、食品飲料・酒造なども売られた。半面、銀行は高い。エネルギー、自動車、公益も買われた。
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