2025/09/16 13:30 NEW!!
香港前場:ハンセン0.1%高で3日続伸、上海総合は0.1%下落 
16日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比19.89ポイント(0.08%)高の26466.45ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が9.83ポイント(0.10%)高の9394.59ポイントと3日続伸した。売買代金は1601億8180万香港ドルとなっている(15日前場は1620億590万香港ドル)。
前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国経済の鈍化が不安視される中、当局は追加の刺激策を打ち出すとの見方も強まっている。直近では、中国の国務院(内閣に相当)新聞弁公室が17日午後3時(現地時間)に記者会見を開き、サービス消費の拡大に関する政策措置について説明すると予告した。
ただ、上値は限定的。17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に行われるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見が気がかり材料となる。FOMCの利下げ決定は確実視されているが、その後の金利見通しが不透明だ。また、14〜15日に開催された米中の閣僚級協議に関しては、中国系動画投稿アプリ「TikTok」の米事業売却に向けた枠組みで合意したが、貿易分野での大きな進展はなかったと伝わっている。指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.4%高、旅行サイト中国大手の携程集団(トリップドットコム:9961/HK)が3.0%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が2.9%高と上げが目立った。
セクター別では、自動車が高い。吉利のほか、蔚来集団(9866/HK)が3.0%、理想汽車(2015/HK)が2.5%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が1.5%ずつ上昇した。
輸出関連の銘柄も物色される。申洲国際のほか、小型モーター大手の徳昌電機HD(179/HK)が9.5%高、運動靴メーカーの裕元工業集団(551/HK)が2.8%高、繊維メーカーの福田実業集団(420/HK)が1.5%高で引けた。
半面、非鉄や建材、鉄鋼など素材セクターは安い。中国宏橋集団(1378/HK)が5.2%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.4%、中国西部水泥(2233/HK)が3.9%、中国建材(3323/HK)が2.0%、中国東方集団HD(581/HK)が4.7%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.6%ずつ下落した。
本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%安の3879.29ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材が安い。消費関連、医薬、金融、公益なども売られた。半面、ハイテクは高い。不動産、自動車も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国経済の鈍化が不安視される中、当局は追加の刺激策を打ち出すとの見方も強まっている。直近では、中国の国務院(内閣に相当)新聞弁公室が17日午後3時(現地時間)に記者会見を開き、サービス消費の拡大に関する政策措置について説明すると予告した。
ただ、上値は限定的。17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に行われるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見が気がかり材料となる。FOMCの利下げ決定は確実視されているが、その後の金利見通しが不透明だ。また、14〜15日に開催された米中の閣僚級協議に関しては、中国系動画投稿アプリ「TikTok」の米事業売却に向けた枠組みで合意したが、貿易分野での大きな進展はなかったと伝わっている。指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.4%高、旅行サイト中国大手の携程集団(トリップドットコム:9961/HK)が3.0%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が2.9%高と上げが目立った。
セクター別では、自動車が高い。吉利のほか、蔚来集団(9866/HK)が3.0%、理想汽車(2015/HK)が2.5%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が1.5%ずつ上昇した。
輸出関連の銘柄も物色される。申洲国際のほか、小型モーター大手の徳昌電機HD(179/HK)が9.5%高、運動靴メーカーの裕元工業集団(551/HK)が2.8%高、繊維メーカーの福田実業集団(420/HK)が1.5%高で引けた。
半面、非鉄や建材、鉄鋼など素材セクターは安い。中国宏橋集団(1378/HK)が5.2%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.4%、中国西部水泥(2233/HK)が3.9%、中国建材(3323/HK)が2.0%、中国東方集団HD(581/HK)が4.7%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.6%ずつ下落した。
本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%安の3879.29ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材が安い。消費関連、医薬、金融、公益なども売られた。半面、ハイテクは高い。不動産、自動車も買われた。
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