2019/12/09 09:09
しっかりか、米中協議の進展期待が続く
◆週明け9日の香港マーケットは、米中通商交渉の進展期待でしっかりとした展開か。
外部環境はポジティブ。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.2%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.0%高とそろって3日続伸した。米国の雇用増を受け、景気の先行きが楽観される。11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想以上に増加し、9月分と10月分が上方修正された。また、米中通商交渉の進展期待も相場の押し上げ要因となっている。国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は6日、米農産品の購入額など重要問題を巡り、「ほぼ24時間体制で」交渉を進めていると米メディアのインタビューに答えた。
一方、6日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.4%高と続伸。米中通商合意の期待感が一段と高まった。取引時間中に、中国が米国産大豆・豚肉の一部について、追加関税の対象外にする方針を表明したことが好材料。指数はこの日の高値圏で取引を終えている。
中国経済統計に関しては、8日に11月の貿易統計が発表された。米ドル建ての輸出が予想に反してマイナスとなる半面、輸入は小幅ながら予想外のプラス。「中国の国内消費は安定化している」との指摘がある。
こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。上述したように、米中協議の進展に対する期待感が相場の下支え要因となりそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はポジティブ。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.2%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.0%高とそろって3日続伸した。米国の雇用増を受け、景気の先行きが楽観される。11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想以上に増加し、9月分と10月分が上方修正された。また、米中通商交渉の進展期待も相場の押し上げ要因となっている。国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は6日、米農産品の購入額など重要問題を巡り、「ほぼ24時間体制で」交渉を進めていると米メディアのインタビューに答えた。
一方、6日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.4%高と続伸。米中通商合意の期待感が一段と高まった。取引時間中に、中国が米国産大豆・豚肉の一部について、追加関税の対象外にする方針を表明したことが好材料。指数はこの日の高値圏で取引を終えている。
中国経済統計に関しては、8日に11月の貿易統計が発表された。米ドル建ての輸出が予想に反してマイナスとなる半面、輸入は小幅ながら予想外のプラス。「中国の国内消費は安定化している」との指摘がある。
こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。上述したように、米中協議の進展に対する期待感が相場の下支え要因となりそうだ。
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