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2020/01/03 08:58

底堅く推移か、世界景気の持ち直し期待が支えに 無料記事

◆3日の香港マーケットは、世界景気の持ち直し期待で底堅く推移しそうだ。
 外部環境は良好。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比1.2%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.3%高とそろって続伸し、そろって史上最高値を更新した。米中通商協議の進展に加え、中国の金融緩和や欧州の景気改善期待が相場を押し上げている。中国人民銀行(中央銀行)は1日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表。景気下支えの効果が期待されている。欧州では、昨年12月のユーロ圏製造業PMI(確定値)が速報値から上方修正された。欧州市場では、ドイツや英国、フランスなどの主要株価指数が堅調に推移している。
 また、米国と香港に重複上場する中国Eコマース最大手、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK、BABA/NYSE)のADRは3.6%高と大幅上昇し、上場来高値を更新した。
 一方、2日の中国本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.2%高と3日続伸し、約8カ月ぶりの高値水準を切り上げている。預金準備率の引き下げや、米中通商摩擦の緩和で国内景気が持ち直すと期待された。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移か。世界景気の持ち直し期待が支えだ。アリババのADR高値更新を受け、ネット関連の銘柄群に買いが先行しよう。




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