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2021/09/01 08:51

上値の重い展開か、新規の買い材料に乏しく 無料記事

◆1日の香港マーケットは、新規の買い材料に乏しい中で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.11%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.04%安と3日ぶりに反落した。低金利政策がしばらく続くとの見方は引き続き支えとなったものの、消費者心理の悪化が全体相場を重くした。8月の米消費者信頼感指数は予想を下回り、6カ月ぶりの水準に低下。米経済をけん引する個人消費が落ち込むことで、景気回復ペースも鈍化すると懸念された。
 一方、中国国内の環境はそれほど悪くない。足もとの経済指標下振れはマイナス材料だが、逆に、景気対策の期待が高まっている。昨日公表された8月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.1となり、市場予想(50.2)を下回った。また、同月の非製造業PMIは47.5となり、景況判断の分かれ目となる50を1年6カ月ぶりに割り込んでいる。これを受けて市場では、「当局は景気落ち込みを回避するため、テコ入れ策を強める」との思惑が広がり、昨日の香港・本土市場では安く推移していた主要株価指数が後場に入り大幅に上昇した。
 なお本日は、取引時間中(日本時間10時45分ごろ)に今年8月の財新中国製造業PMI(民間集計)が公表される予定。最新のコンセンサス予想では、7月実績からやや低下する見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。前日は経済対策の期待先行で買われたが、具体的な政策発動が見られないこともあり、いったん様子見ムードが漂う可能性もあろう。米国の消費者心理悪化も売り材料視されそうだ。


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