/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2024/08/13 08:42

動意薄の展開か、米中指標発表前に様子見も 無料記事

◆13日の香港マーケットは、模様眺めスタンスが優勢となる展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。12日の米株市場は、重要経済指標の発表を控える中で方向感を欠く展開だった。主要指標のNYダウが前営業日比0.4%安と3日ぶりに反落する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.2%高と3日続伸している。米国では13日に7月の生産者物価指数(PPI)、14日に同月の消費者物価指数(CPI)、15日に同月の小売売上高が公表される予定。それぞれ、足元の景気動向や、金融政策の先行きを見極めるうえで重要な指標となるため、投資家の様子見ムードも強まった。また、中東情勢の緊迫化も重し。イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ南部への攻撃を拡大しているうえに、イランが近くイスラエルを大規模攻撃するとの観測も伝わった。
 内部環境にも気がかり材料がある。中国では今週15日、7月の小売売上高や鉱工業生産などが発表される予定だ。また、7月の金融統計も15日までに報告される。そのほか、香港に上場する主要な企業の決算報告も集中。きょう13日に万洲国際(288/HK)や中国生物製薬(1177/HK)、14日に電能実業(6/HK)や騰訊HD(700/HK)、京東集団(9618/HK)、15日に長江和記実業(1/HK)や銀河娯楽集団(27/HK)、中国聯通(762/HK)、永利澳門(1128/HK)、李寧(2331/HK)、京東物流(2618/HK)、京東健康(6618/HK)、16日に香港中華煤気(3/HK)や中興通訊(763/HK)、金沙中国(1928/HK)などが中間決算を発表する。そのほか、14日に阿里巴巴集団HD(9988/HK)が第1四半期決算を公表する予定だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として動意を欠く展開か。上述したように、米中の指標発表や、香港上場企業の決算報告が積極的な売買を手控えさせよう。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース