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2024/11/29 08:42

方向感を欠く展開か、中国指標が気がかり 無料記事

◆29日の香港マーケットは、中国指標の発表を気にしながら方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境に目立った手がかりはない。28日の米市場は、感謝祭の祝日で株と債券のマーケットが休場だった。また、29日の取引は短縮となる。ただ、場が開いていた欧州市場は堅調だった(独DAXが0.9%高、英FTSE100が0.1%高など)。
 一方、内部的には指標発表が気がかり。中国ではあす30日に11月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)と非製造業PMI、12月2日に民間集計の財新・中国製造業PMI、4日に財新・中国サービス業PMIが4日に発表される予定だ。国家統計局による製造業PMIに関しては、6カ月ぶりに節目を回復した10月の50.1から50.2に上向き、非製造業PMIが50.2から50.4に改善すると予想されている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として方向感を欠く展開か。中国指標の発表を前に、様子見ムードが強まりそうだ。また、好材料と悪材料も交錯している。中国の追加経済対策に対する期待感が根強い半面、米中対立の激化が警戒される状況。トランプ次期米大統領が表明した対中追加関税を巡っては、中国商務部が28日の記者会見で、関税引き上げは一方的だとし、米国に世界貿易機関(WTO)の規則を順守するよう求めた。


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